モリンガの海外での評価
モリンガが海外でどのような評価がされているのでしょうか。
今回はフィリピンでのモリンガの評価です。
亜熱帯性気候のフィリピンではマルンガイ(モリンガ)の葉は1年を通して採取できます。主に葉が食され、他の国のように鞘を食べたり、花から香水を作ったりという話は、一般的ではないようです。
スープや麺類のトッピングとしてテーブルにのることが多く、生葉を煮出して即席ハーブティにするという話も良く聞きます。味や彩を楽しむためよりも、健康に良いものだから、緑の野菜の代わりに、という意識が高いようです。特に授乳中の母親が食すと母乳の出がよくなると伝えられていて「母親の親友」という愛情と親しみのこもった別名が知られています。
近所の空き地に生えた誰の物とも言えないマルンガイ(モリンガ)の木には、良くお手伝いさんや運転手さんたちがやってきて葉を摘んでいきます。となりのマンゴーの木には「実を採らないでください」と建て看板が立っているけれど、マルンガイ(モリンガ)の葉は皆の物、誰かが注意したりはしません。市場やスーパーマーケットでも一束、10ペソ(約20円)ほどで手に入る庶民の財布にやさしい天然の健康食品です。