~日々のしまだより~
養生訓八~十二
8 生命と外物
人は、この世界で誕生しこの世界で生きる。つまり人が生きていくことはこの世界の恩恵によってである。父母やこの世界に恩を持たなければいけない。
食べ物は身体の養分になる。食べ過ぎなければ、身体の健康を維持する。でも食べ過ぎると、身体によくない。植物でも、水や肥料をたくさん与えると枯れてしまうのと同じである。食事というものは楽しい行為であるが、ほどほどにして、精神的に楽しいことを見つけるほうが、身体のためになる。
9 心を養う養生術
いつも心は平静にして、怒りや心配事を少なくすることが、心の健康法である。
寝ることを好きになるのはよくない。長く眠ると血の巡りが悪くなり、また食後すぐに眠ることはとくによくない。お酒はほろ酔い程度がよく、深酒はしないほうがよい。
食事は腹八分目でおさえ、腹一杯になるまで食べてはいけない。
若いときから、色欲を抑えるのがいい。薬や栄養剤を多用しても、あまり役には立たない。
食後は軽い運動を行い、腹ごなしをするのがよい。また同じところに長い間おなじ姿勢で座ることはよくない。
養生の道とは、病にかかっていないときに行うことであり、病にかかってから行うことは養生の最後の手段である。
10 嗜食と忍
嗜食というのは、音を聴き、飲食をし、身体が色を好むという人間の欲望のことである。欲望のおもむくままに生活をすれば、身体に悪い影響を与える。欲望を抑えることは、善につながることである。養生とは欲を抑えて「忍」の文字を大切にすることである。
11 外邪を防ぐ法
強い風を長い間うけたり、寒いところにいたり、暑い場所に留まったり、湿度の高いところにいなくてはいけないことがあり、体に悪い影響を受けることは、しばしばあるだろう。でも、いつも身体を健康に保とうと努力していたならば、体に受ける悪い影響を少しは防ぐこともできる。食べ過ぎや色欲に狂うのは、自分の責任であるので、それは季節やその他のものに責任を転嫁できない。
まわりの悪い要素も、食べ過ぎや色欲に狂うことも、できるかぎり避けなければいけない。
12 養生は畏れの一字
「畏」は、身を守る心の法である。自分の欲望を畏れることは、欲望を慎むことである。欲望を慎むということは、養生の肝腎なことである。
やはり身を慎むのが一番の健康への近道なのかもしれませんね。
私たちはツボクサ(ゴツコラ)モリンガ・長命草を栽培することで少しでも皆様の健康のお役立ちができればと思っております。
~本日も皆様が健やかに過ごせますよう心よりお祈り申し上げます。~
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