ツボクサ

トリテルペノイドサポニン

デイビット・ウィンストン スティーブン・メイム 著 【アダプトゲン】P26~27

強壮作用を有する植物成分はテルペンとポリフェノールに分類される。ポリフェノールはフラボノイドとよばれる物質を含みこれらの多くは抗酸化作用を有する。テルペンは物質の二次代謝物であり植物の繁殖を促す働きに関与している。トリテルペノイドとステロイドの配糖体を総称してサポニンという。イスラエル・ブレクマン博士は強壮作用を有する植物のいくつかは毒性が弱く依存性のないトリテルペノイドサポニンであると発見した。
トリテルペノイドサポニンの他の性質は抗炎症作用、肝臓保護作用、免疫調整作用、である.
また、一部、副腎皮質刺激ホルモンの働きを擬態する副腎強化さようがある。
トリテルペノイドサポニンを含むアダプトゲンハーブには西洋人参、朝鮮人参、エゾウコギ、ホーリーバジル、甘草、霊芝などがある。

植物VSフィトケミカル

ハーバリストは通常 植物全体の抽出物を使用する。植物全体は単一成分より価値があり殆どのフィトケミカルは単独で使用するより自然の状態に近い形で使用する方が効果的であると考えられる。
ハーバリストは植物全体の摂取、あるいは植物から抽出したエキスの摂取を好み西洋の薬理学者はハーブに含まれる有効成分を探索し抽出し、単離した化合物を研究する。
後者の取り組み方にはいくつかの重大な欠点がある。どの植物も有効成分は単一ではなく、100種類以上含まれるケースもある。有効成分でなくとも構成成分が体内に吸収されることで毒性を減らしたり副作用を防ぎハーブの効果に寄与することがある。
参考に免疫促進作用を有するまいたけの研究を紹介しよう。まいたけのある特定画分により多くの有効成分が含まれることが分かったがその画分をまいたけ全体から抽出したエキスに加えると活動はさらに80%高まることが判明した。
このように還元主義的でない方法がよりハーブ研究の成功につながる。
ドイツで実施されたホーソン研究ではビテキシン-0-ラムノシドと呼ばれるフラボノイドが特に重要なフィトケミカルで
あると結論付けられた。しかし、その有効成分を分離抽出し活動を調べたところ何も認められなかった。さらに成分抽出後のハーブを動物に与えても何も反応を示さなかった。ホーソンの有効成分はハーブそのものだった。

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